音響試験

 当センターにおいては、主に船舶用音響信号器具(汽笛・号鐘・どら・ベル・ブザー等)の音響特性測定試験を実施しています。当センターの無響室は、吸音効果を示す逆二乗特性が十分に成り立つ性能を有し、内部寸法が幅4.04m、奥行3m、高さ2.0mで内部吸音層をグラスウール製の吸音楔(長さ50cm)型とする構造となっています。床はパイプ床で出来ているため重量のある被測定物でも試験可能となっています。暗騒音は本館内部に位置しているにも関わらず15dB(A)程度と低く押さえられています。無響室は、モータや小型圧縮機等の騒音発生源の測定分析やコンピュータおよびその関連機器、オフィス電子機器等の騒音測定分析などにも利用されています。

無響室

 ・内法寸法
 幅 4040mm、高さ 2000mm、奥行3000mm
 外壁とは防振ゴムにて遮断。
 ・外部吸音層 100mmグラスロンウール
 ・内部吸音層 幅 500mm、高さ 500mm、
 奥行500mmの三連楔。
 ・遮音値 100Hz-35dB、250Hz-40dB、
 500Hz-46dB、1000Hz-50dB

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