耐圧防爆試験は次の2項目の試験があります。
爆発強度試験: 器具の内部に試験ガスを入れて爆発させ、その爆発による器具の破損の有無
を確認します。
爆発引火試験: 器具の内外部に試験ガスを入れて、器具の内部を爆発させたとき、その爆発に
よる外部のガスへの引火の有無を確認します。
使用する試験ガスは水素、エチレン、アセチレン、プロパン、メタンです。
爆発試験槽 |
制御装置 |
試験槽有効内法寸法
小型試験槽 Φ600mm×直線部長500mm
大型試験槽 Φ1000mm×直線部長1000mm
試験ガス: アセチレン、水素、エチレン、プロパン、メタン
本質安全防爆試験
試験規格 JIS C 0935, IEC60079-11
爆発性ガスの雰囲気中にある電気機器が短絡、断線等の故障を生じた時、その時の電気エネルギーによって爆発を起こす可能性の有無を確認するための試験です。
この試験は電気機器が故障した場合に最大の電気エネルギーを発生する状態を想定してその時の電圧、電流、キャパシタンス、インダクタンス等の組合せで擬似回路を作り、試験を行います。
この擬似回路を試験ガスが満たされた火花点火試験機の電極に接続し、その時に発生する火花による試験ガスの爆発の有無によって確認します。
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火花点火試験機 東洋真空工業 TS100 ガスチャンバ容積 約300ml 試験ガス 水素、エチレン |