輸送容器試験
化学工業の発展に伴い、危険物の運送は増大の一途をたどっていますが、
これらの危険物を安全に運送する事は、不可欠なテーマであります。
当センターにおいては、国際間における危険物の安全運送(海、空、陸モード)
のための統一基準・国連勧告に基づく危険物容器の試験設備をいち早く整え、
過去六年間の調査研究(危険物の個品海上輸送に関する調査研究)で得られた
豊富な知識をIMDG規定やICAO規則に基づく性能試験(UNマーク)に活用し
安全性評価に役立てております。
国内の陸上運送における危険物容器はもとより、非危険物を収納する容器や
電気機械の製品梱包容器についても、それぞれの基準や社内規定等に基づいて
性能試験を実施し、各方面から高い評価を頂いております。
対応可能な試験規格
危険物容器及び包装の検査試験基準−−−日本舶用品検定協会(HK)
危険物の規制に関する技術上の基準の細目を定める告示−−−消防法
毒物及び劇物の運搬容器に関する基準−−−厚生労働省
IMDG−CODE−−−海上運送
ICAO Technical Instructions−−−航空運送
IATA 危険物規則−−−航空運送
JIS Z 1651−−−フレキシブルコンテナの国内規則
BSI 6382 P1−−−フレキシブルコンテナの英国規則
廃棄物関係ガイドライン−−−環境省 など
容器の種類(国連勧告に基づく)
小型容器(450リットル以下)
形状や構造から次のような容器があります。
ドラム、たる、ジェリカン(角缶)、箱、袋、複合容器(プラスチック製の 内容器が
入った鋼製ドラム等)高圧容器
IBC容器(3000リットル以下)
材質等により次のように分類されています。
金属製(鋼、アルミ等)、フレキシブル(樹脂クロス、織布、紙等)、
硬質プラスチック製、複合容器、ファイバ製、木製